種族の選び方(2010-07-18)

 

種族の選び方


トラビアンを始める際に最初に悩むポイントになるのは種族だと思います。
自分のプレイスタイルにあったものを選ぶ参考にするために、
ここで特徴を少し紹介したいと思います。

<チュートン>
攻撃的というイメージがありますが、
その理由は序盤から大量生産できる安価で生産速度の速い歩兵です。
兵舎で24時間生産した時に、インペリが1000/日、ソーメンが1300/日の生産であることを考えると、
攻撃力が劣っているとはいえブンブンの2500/日は格段です。
序盤では騎兵にコストパフォーマンスが勝る歩兵が戦闘の主体となるため、
またそのコストパフォーマンスから略奪で収支をあげやすいために、
極めて攻撃的なプレイが可能です。
大兵舎や厩舎を回すことが出来るようになってからの攻撃力生産を比較すると、
ブンブンフルの場合には他二種族に対して勝っており、
総攻撃力ではチュートンが高くなりやすいです。
ただし、チュートンは兵士1人に対しての攻撃力が他の種族に比べると低く、
総攻撃力では勝っていてもそれ以上の割合の麦消費になってしまいます。
ローマンなどの場合には兵馬大厩作をフルに回しても兵士の維持は余裕ですが、
チュートンの場合には後半になると麦維持がかなり厳しくなってきます。
兵士の維持を出来るだけの村を増やす自信があるぜ!という方にはオススメです。
(首都の麦パネルは大倉庫・大穀倉を考慮しても現実的には20が妥当だと思いますが、
 それでも生産量は344000(100%オアシス)、413000(150%オアシス)と、
 それだけで兵士を維持するにはかなり厳しいです。
 資源村ひとつにつき5000ほどの麦生産があると考えた場合でも、
 適度に祭りをやっていれば到達するであろう60村ほど村があったとして、
 合計で65万~70万麦の生産量ですから、チュートンの兵士を維持するには厳しいです。)

<ローマン>
防御型なイメージを持っている方がいるかもしれませんが、
3期jpxを例に挙げると、攻撃力のサーバートップ2はいずれもローマンでした。
もちろん鬼軍曹を持っていたかどうかもかなり影響はしていますが、
やはりローマンの維持の軽さが大きいようです。
特にT3.5以降で実装された馬の水飲み場のおかげで、
これまでの歩兵攻撃力70/麦1に加え、騎兵攻撃力60/麦1という、
他の種族では考えられないような圧倒的な麦パフォーマンスを手にしました。
チュトに比べると兵士生産に必要なコストは確かに多いですが、
馬の水のみ場の騎兵生産速度上昇のおかげで、
攻撃力生産はほぼ「ブンブンチュト>ローマン≒アックスチュト」となりました。
同時建築のおかげで村を増やすのも他の種族に比べると手間が少ないので村も増やしやすく、
維持が他種族に比べると容易なため、初心者でも安心して造兵が出来ます。

<ガウル>
基本的には防御です。
足が異常に早いサンダーはブーツ持ちがオアシスに逃がした兵士を狙ったときなどに恐るべき力を発揮しますが、カタパ込みの攻撃が当たり前の中盤以降は攻撃で他種族に対して勝っている点は少なくなってきます。
歩兵の攻撃生産力はローマンより勝っているために序盤は攻撃の中心にもなれますが、
ローマンが騎兵をフルに生産しだしたころにはガウルの攻撃生産は他種族に劣ってしまいます。
(さらに攻撃力生産で負けているのに維持費はガウルの方が多い!)
しかし、ガウルの真価は防衛兵であると言っていいでしょう。
ファランクスは圧倒的な生産コストパフォーマンスと生産性を誇り、
維持コストパフォーマンスでもかなり優秀です。
騎兵攻撃の割合が高いナタールの攻撃を受けるWW塔に派遣する防衛兵の中核を担うでしょう。
ドルイドライダーは移動速度が他種族の防衛兵に比べるとかなり早く、
差込に間に合う場合も多いはずです。
高いIN率のドル+ファラ防衛担当がいるだけで、その近辺の村の防御力はかなり変わってきます。
攻撃が苦手な方はガウルをオススメします。


ただし・・・
いずれの種族にも言えることですが、攻撃兵は必ず作るべきです。
実際の戦争では上位アタッカーの火力もさることながら、
中堅以下の弾数も非常に重要になってきます。
防御担当で防御兵の生産を優先させる場合でも、
ある程度村が増えてきたら攻撃兵は作るようにしましょう。